1988-04-19 第112回国会 参議院 運輸委員会 第6号
最初は人間はいかだだとか、くり舟で海洋を利用したわけであります。史料によりますと、紀元前四〇〇〇年にエジプトの王家の墓を発掘しましたときに、その墓石の彫刻といいますか、それでナイルに浮かぶ舟の壮大さ、そして進歩というものを知ったわけであります。
最初は人間はいかだだとか、くり舟で海洋を利用したわけであります。史料によりますと、紀元前四〇〇〇年にエジプトの王家の墓を発掘しましたときに、その墓石の彫刻といいますか、それでナイルに浮かぶ舟の壮大さ、そして進歩というものを知ったわけであります。
○説明員(佐々木輝夫君) 沖繩の沿岸漁業は大体くり舟等の小型船を主体にします釣り漁業が多うございますので、確かに適地がございましたならばいまのような魚礁設置事業ということも将来かなり有効であろうということで、水産庁としても計画的に毎年魚礁設置事業については今後も助成をしてまいりたいというふうに考えております。
それから最後に、漁業について伺いたいと思いますが、従来、奄美大島は亜熱帯の海洋に囲まれておりまして、水産業が盛んなのではないかというふうな印象を持っておられる方が多いのでありますが、まあ非常に小さい、幅一メートル、縦三メートルから四メートルぐらいのくり舟で部落の何人かが操業するという、非常に自給的な漁業ということで、いわゆる産業といえない程度の非常に小さい規模のものが多いわけであります。
そういったことをいろいろ思いましたときに、もっと漁港の整備等がありますと、台風その他によって相当きびしい被害を受けるところであっても、今度は漁船も建造したり、また近海漁業に相当力を入れるということも、また近代化等もはかることができますが、そういったことがないために、くり舟で旧態依然たる漁法でもって漁をやっているという実情が至るところで見られるわけです。
船型といたしましては、現在有人島四十六島の港を見ますと、いわゆるくり舟しかとても着けないというような港がだいぶあるわけでございます。これでは幾ら何でもひどい。いろいろな航路がございますから、そういうものの現在動いておる船があれば、とりあえずそういうものがちゃんと接岸できるようにしよう。
くり舟に乗って調べてみたのですから。そうすると、辺野古の弾薬庫は、全部じゃありませんけれども、核貯蔵庫である。だとすると、辺野古の弾薬庫のその部分について、大臣いま御発言になったように——ほんとうを言えば、われわれ一緒になって調べさしていただいて、構造上そうでないということが明らかになれば、いや、調べたけれども明らかになかったと言えば国民は安心する、ああ、そうだったかと。
それはやはり亜熱帯の産業であるキビとパインを中心にして畜産を組み合わせ、あるいは温暖の地方としての蔬菜園芸等であろうと思うわけでありますが、こういうことに対する施策を厚くし、漁業においては、御承知のように、くり舟比率が七〇%もある。これは操業もはなはだ非能率でありますし、危険であります。
さらに沖繩には、くり舟という小さな舟で漁業をやっておられる方もたくさんおられるわけでありますけれども、非常に危険な舟でありますから、こういうくり舟を、ひとつ普通の、くり舟でない船につくり直していただくということも、やはり沿岸漁業振興のためにも役立つことでありますので、そういう、農業者に対しては、二分五厘という本土でもございません非常に安い金利も、制度として公庫の中で確立をすることにいたしております。
新たに沖繩の医療の環境というものが、先ほどから御議論になっているようなことでございますから、やはりこれは公庫が重点的に融資して、いままでなかった制度を公庫に盛り込むとか、さらに小さいことのようではありますけれども、くり舟によって非常に危険な漁業をやっておられるような漁民の方に、くり舟はあぶないですよ、もう少し安全な船をおつくりなさい、そのためには非常に、どう申しますか、力の弱い漁民の方々でございますから
漁業のほうについては、沖繩の漁船の七〇%がくり舟といわれるきわめて小型の非常に危険なものでありますから、操業範囲も非常に狭うございますし、これを近代化するための、二分五厘のくり舟の近代化大型化の資金を引き続き融資対象にいたして近代化しますとともに、問題は、くり舟の基地でありましたために、漁港らしい整備が行なわれておりませんので、沖繩の全群島の漁港を本土の五年後の状態に五年間で完成させるための漁港整備五
そこで、やはり一次産業については、現在の沖繩の立地条件を生かして、農林漁業、林はあまりありませんが、農業、漁業について、たとえば沖繩のくり舟をすみやかに近代化する、近代化しても港がないから、漁港の整備については五カ年で本土各県並みの漁港整備を全額国庫補助で行なうというような施策をすることによって、漁業者あるいはまたパイナップルあるいはサトウキビその他の園芸蔬菜等を組み合わせることによって、沖繩の一次産業
これは本土に返ってまいりますと、物品税等もかからないで、正常な市場になりますし、沖繩のくり舟が非常に高い八〇%以上の比率を占めておりますから、これを金融公庫の低利融資でもって大型化することによって、島内需要はもちろん、島外へも本土市場をめざして、相当な価値ある産業を形成するだろうと思っておりますが、取れないものと言われますと——ちょっと例を示していただければ……。
したがって、やはり漁船を大型化するについても本土にない低利長期のもので融資をして、そしてそれが漁獲によって、農民の方々の過重な負担にならない返済ができるような条件設定ということをいたしておるわけでありますが、それによって少なくともこの八〇%をこえるくり舟というものが——今後はいろいろな安全施設等も整えませんと、台風常襲地帯等でもございますから、せめてやはり本土並みの小さい小型無線機あるいは陸上の基地等
○宮崎正義君 先ほどからくり舟のことが言われておりますが、この漁港にいたしましても、いま説明がありましたように、大半が、ほとんどと言っていいほど、全部と言っていいほどこの一種漁港の形態であります。その上から考えていきまして、先ほど大臣が言われておりましたように、大型化していくということについては、これはたいへんな作業だと思うんです。
くり舟一トン未満が八二%にも達している。この事実は、やはり大きな問題を投げかけていると思います。
○山中国務大臣 これはお手元にも大体資料を配っているかと思いますが、いずれ質疑応答で明らかにしていくことになりましょうが、沖繩については考え方として、現在沖繩でとられている資金その他は非常に貧弱なんですけれども、貸し付け条件の金利その他について本土では考えられない低いもの等もありますし、中には米資金でくり舟等については二分五厘なんという低いものもあります。
○山中国務大臣 沖繩は漁場の中にそれぞれの島が存在しているといっても過言ではないのでありますが、しかしその七〇%近くをくり舟という前近代的な状態の操業に依存せざるを得ない現状が残念ながら事実でありますし、また沖繩の使用可能の漁港というものは本土に比べて著しく低い。
さらに、沖繩で今日まだ、くり舟型の小さい漁業に従事しておる比率が非常に多いために、あたら、魚の宝庫というものを目の前にしながら、本土から魚を輸入して、物品税をかげておるというような現状にありますことは、まことに遺憾でありますので、これらの漁船の大型化、近代化、漁場開拓、こういうものを通じて、それぞれ海に囲まれた島としての特殊性のある漁業による収益の向上にも配慮してまいりたいと考える次第でございます。
パインを中核とはいたしておりますものの、いずれもやはり本土政府においてもっと保護をしなければならない一次産業の中の主要なる部分でございまするし、共済法の適用等もございませんので、これらの問題も前提としながら、生産者の段階、さらに車の両輪ともいうべき、それを同時に製品とするところの企業の段階、これもあわせ振興策の一環として考えてまいりたいと思いますが、さらに一次産業の大部分の漁民の方々の現状は七〇%くり舟
それに対して琉球政府側からこういう対象にこういう金利とこういう償還条件でもって貸し付けたいという大体の相談がございますが、その際に、たとえば具体的な例を申しますと、琉球政府の原案にはいわゆるくり舟と言われるものの大型化、近代化というものが貸し付け対象になっておりませんでした。
しかし、いま沖繩の漁業の現状は、六〇%がくり舟といわれる小さい伝馬船みたいなものによって、主として沿岸漁業のその日暮らしの漁獲に従事しておるわけであります。
なお、漁港の整備、それから漁船の大型化、近代化等は、漁場のまん中に浮かんでいる島といってもいい沖繩の各島々において、くり舟操業六〇%という異常な低生産性の状態でありますし、近代化などは及びもつかない。
しかるに、その六〇%の漁船はほとんどがくり舟でありますし、大型カツオ・マグロ等も非常に数が少のうございますし、近海漁業等についても船がないということで、まずはりっぱな船をつくるように、先ほど申しました米の援助資金をくり舟の近代化、大型化というものに重点的に指向するようにいたしておるわけでありますが、漁港についても、それぞれの島、それぞれの場所においてやはり何とかしてあげなければ——くり舟ならばかつぎ